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これが凄い!介護業界の離職率を下げる工夫

いま離職率の増大が問題視されている介護業界ですが、この界隈では一方で急速にそうしたマイナスになってしまうイメージを改善しようという動きが拡大しています。介護をやっている場所は、当然ながら比較的大きな施設が多いという特徴があります。その力を生かして、託児所を施設の土地の中に新しく設けたり、労働時間を減らすために無駄になる会議などを極力減らしたり、社員の自主性に任せることで楽しく働ける職場づくりを行っています。こうした取り組みを行っている施設とそうでない施設の差が徐々に開きつつあるのが昨今の状況で、やはり多くの施設で労働者が逃げるということで環境改善への取り組みが進みつつあります。給与面で一気に待遇をよくすることは施設管理という点からみれば非常に難しいのですが、逆に労働環境や福利厚生にメスを入れるのは非常に簡単です。
介護業界で行われている過剰なサービスを省いて残業を減らす工夫としては、いかに入所者に自主的に動いてもらうかということも重視されます。レクリエーション活動やトイレや入浴など、ある程度自主的にできる人とそうでない人を分け、自主的にできる人が自分でできるよう楽に行動できるようバリアフリー環境をさらに向上させることで介護が必要な人へ人員を集中できるようにしています。
また監視カメラなどを積極的に導入したり、緊急時の呼び出しなどと組み合わせてどういった事態が起きていてもすぐに対応できるようにすることで少ない人員が監視室にいるだけで全体を管理できる仕組みを作っている施設もあります。こうした取り組みが離職率の低下へと徐々にではありますがつながっているのです。